急性冠症候群におけるプラーク破綻に影響する危険因子の病態解析研究
研究概要
生命に危険を脅かす急性心筋梗塞(心臓を栄養する冠動脈の閉塞)や不安定狭心症(その間動脈がつまり欠けている状態)が含まれる急性冠症候群のメカニズムは、残念ながらまだ十分に解明されていません。この急性冠症候群の原因となる血管には血管の壁に脂が溜まって狭くなる、いわゆる動脈硬化が存在しますが、この動脈硬化を引き起こす方向に働くレムナント・過酸化脂質・酸化ストレスなどの血管障害物質や、逆に抑制的に働くHDLといわれる粒子の急性冠症候群への関与に関しては今のところ不明です。今回の研究ではこれらの因子が急性冠度症候群をおこした患者さんの血液を末梢(腕あるいは足から)及び冠動脈からいただき、これらの物質がどのように変化しているかを千里救命センター・産業技術総合研究所との共同研究として検討します。
(登録終了、現在解析中です)
当科での研究代表者
山下静也 大阪大学大学院医学系研究科総合地域医療学寄附講座 教授
統括研究代表者
山下静也 大阪大学大学院医学系研究科総合地域医療学寄附講座 教授
研究デザイン
多施設後ろ向き観察研究
公開試験ID
UMIN000004241
UMIN該当ページへのリンクはこちら
登録症例規模および研究期間
症例数;100例
終了時期;2014年3月31日
本研究に関する代表連絡先
大阪府吹田市山田丘2−2
大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学講座
増田大作
TEL:06-6879−3633
E-mail: masuda@cardiology.med.osaka-u.ac.jp