通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施をします。臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いた研究や、余った検体のみを用いるような研究については、国が定めた指針に基づき、対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はありませんが、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開することが必要とされております。

このような手法を「オプトアウト」と言い、当科での一部の臨床研究をオプトアウトの手法で行っています。

ご自分の記録について当該研究で使うことを望まれない方については、その方の記録や情報を用いずに研究を実施いたしますので、研究への協力を希望されない場合は、下記文書内に記載されている各研究の担当者までお知らせください。

ペースメーカデータを用いた探索的研究

更新日:2022.04.15

1. 研究の対象

2007年1月~2025年3月に、当院に外来治療を受けられた、または受けられる20歳以上の患者さんのうち、メドトロニック社製ペースメーカ(植込み型除細動器や植込み型心電計を含む)をお使いの患者さん

2. 研究目的・方法

一般にペースメーカは、最適な働きをするために、患者さんの心拍数や身体活動量(加速度の変化)、ペースメーカリードの抵抗値や電池残圧などを自動的に計測し、結果を保存しています。この研究では、こうしたペースメーカに保存されているデータと、体格や心疾患の重症度等との関連を検討することを目的としています。

研究期間:研究機関の長の許可日 ~ 2025年3月31日

3. 研究に用いる試料・情報の種類

ペースメーカデータ、血液検査結果、レントゲン画像、心エコー検査結果、心電図検査結果、内服薬、年齢、性別、病名、既往歴、併存疾患 など

4. お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:
大阪府吹田市山田丘2-2
大阪大学医学部附属病院 医療情報部 特任助教 小西正三
電話 06-6879-5900

研究責任者:
大阪大学医学部附属病院 循環器内科 教授 坂田泰史

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