ACHDカンファレンスをはじめました

2015.03.17臨床

ACHDって聞きなれない方もおられると思いますが、何のことでしょうか?

ACHDとは”Adult Congenital Heart Disease”といって、成人先天性心疾患の略であります。現在心臓外科手術の発達・内科治療の進歩により90%以上が成人期を迎え、推定40万人のACHD患者さんが存在するといわれています。先天性心疾患の修復術後は、小児期には無症状であっても、成人期には心不全や不整脈を伴うようになり、QOLのみならず予後にも影響を与えるといわれています。それゆえ薬物治療・カテーテル治療・再手術が必要になることも少なくありません。さらに、社会生活・妊娠・出産など、成人期特有の問題が生じています。成人期の問題点は、小児とは異なることが明らかになり、この”ACHD”は新しく大きな循環器分野のひとつとなっています。

また、この”ACHD”の分野は多くの専門職の知識が要求されることもあり、2015年1月より小児科・小児心臓血管外科と合同で月1回(第2月曜日)ACHDカンファレンスをはじめています。ACHDに興味をお持ちの先生方、症例等の相談あれば下記まで連絡ください。

・ACHD心不全部門 塚本 泰正:ytsuka@cardiology.med.osaka-u.ac.jp

・ACHD不整脈部門  南口 仁:hminami@cardiology.med.osaka-u.ac.jp

ACHD conference

ACHDカンファレンス風景(小児科カンファレンスルームにて、毎月第2月曜日開催)

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