DT治療を検討している患者さんのための意思決定支援ガイド(ディシジョンエイド)を作成しました。

2021.12.07

重症心不全の治療の一つの選択肢として、心臓移植を前提とせずに左心補助人工心臓(LVAD)を植え込む治療(Destination therapy:DT治療)が2021年5月に保険償還されました。大阪大学も国内7カ所の実施施設の一つです。
この意思決定支援ガイドは、「DT治療を受けること」、「DT治療は受けずに内科治療を続けること」、の二つの選択肢について取り上げています。DT治療は基本的に余生をLVADとともに過ごす治療となります。患者さんおよびその付添をする方が治療について十分に理解し、納得したうえで受けていただくことが望ましいと考えています。この冊子は情報提供ならびに患者さんの価値観の明確化をサポートする目的で国際基準に則って開発しました。治療選択肢のリスクとベネフィットに加え、患者さんの価値観を反映させて患者さんと医療者で共有意思決定(Shared Decision Making)を行うためのツールとして当施設でも活用しております。DT治療を検討されている患者さんや医療チームの皆様に広く活用いただければ幸いです。

ディシジョンエイドのPDFはこちら

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