SHD(structural heart disease)研修

SHD研修概要

循環器内科医におけるカテーテル治療は、今大きく変動しつつあります。冠動脈疾患のみならず様々な心構造疾患(Structural Heart Disease=SHD)が、カテーテルで治療出来る時代が到来し、冠動脈インターベンションと同様にSHDインターベンションは循環器内科医におけるインターベンションの中心となりつつあります。SHD インターベンションの代表的なものとして、古典的には僧帽弁狭窄症に対するPTMC、閉塞性肥大型心筋症に対するPTSMA、心房中隔欠損症に対する心房中隔閉鎖術がありますが、重症大動脈弁狭窄症に対するTAVIが2013年に本邦において導入され、2018年4月より重症僧帽弁閉鎖不全症に対するMitraClipが本邦に導入され今後さらに新しいSHDインターベンションが導入される予定になっています。

若い先生はこれらのSHDインターベンションを学び実践していくことが求められています。 また、これらの治療は、外科の先生方との連携、知識の共有が極めて重要な治療になります。大阪大学のSHDチームは強力な内科、外科の連携をとることで、極めて良好な成績を挙げています。現在、週2-3症例のペースでTAVIを行い、さらにMitraClip、PTSMAも行なっています。2019年には心房中隔欠損症に対する心房中隔閉鎖術の導入、および左心耳閉鎖術の導入を目指しております。

さあ、大阪大学に研修に来て下さい。我々のSHDチームは絶対に後悔させないだけの症例と、経験、さらには多種多様なデバイス治療を持っております。大阪大学は門戸を最大限に広げて、皆さんをお待ちしております。

SHDインターベンション研修カリキュラムの詳細

SHD患者(主に、TAVI/MitraClip/PTSMA)の臨床的適応の判断

まず、紹介された患者について、まず臨床データから治療適応があるかを判断します。それには各々の臨床因子からカテーテル治療か外科的治療か内科的治療かを決定しなくてはなりません。そのトレーニングをまずして頂きます。

SHD患者(主に、TAVI/MitraClip/PTSMA)患者の解剖学的適応評価

これが、SHDインターベンションで、最も大切な部分です。TAVIはThin slice CT所見から弁輪など詳細な解剖学的測定を、MitraClipは経食道心エコーにおける解剖学的適応の決定、PTSMAは冠動脈造影検査や、心臓CT画像から適切な中隔枝の決定をトレーニングしていただきます。我々の施設では、放射線科などの特別な部門にその測定を委任する事はしていません。すべてのメンバーが同様にこれらの画像情報から適応を判断できる必要があると考えております。

SHDインターベンションの準備、追加検査

さて、インターベンションの適応に加えて、共存症の多い患者に如何に追加検査が必要なのかを、判断して頂きます。当院の特徴としてはMRIやRIといったイメージング情報も使用していますので、これらのイメージングについてもトレーニングを受けていただきます。

SHDインターベンション治療

治療は、可能な限り全てのSHDインターベンションに参加していただき、最終的には術者も経験してもらいます。また、各デバイスのトレーニングが必要な場合は受けていただきます。

研修期間、内容など

研修期間は当然長い方が良いですが、各施設で制限もありますので、各々の研修期間を提示頂ければそれに即した研修カリキュラムを組ませて頂きます。

SHD患者(TAVI/MitraClip/PTSMA)件数

2019年以降に導入目標としているSHDインターベンション

ASD/PDA閉鎖術

左心耳閉鎖術

TAVI (Lotus valve, Symetis accurate, Evolut R 34mm)

TMVR

担当者連絡先

循環器内科:溝手 勇
Email: i-mizote@cardiology.med.osaka-u.ac.jp

循環器内科:向井 隆
Email: mukai@cardiology.med.osaka-u.ac.jp

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