通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施をします。臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いた研究や、余った検体のみを用いるような研究については、国が定めた指針に基づき、対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はありませんが、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開することが必要とされております。

このような手法を「オプトアウト」と言い、当科での一部の臨床研究をオプトアウトの手法で行っています。

ご自分の記録について当該研究で使うことを望まれない方については、その方の記録や情報を用いずに研究を実施いたしますので、研究への協力を希望されない場合は、下記文書内に記載されている各研究の担当者までお知らせください。

脂質異常症患者における治療内容と脂質管理目標値達成状況、及び動脈硬化性疾患発症に関する観察研究

1.研究の対象

大阪大学医学部附属病院循環器・脂質外来に通院歴があり、外来にて血清脂質値(総コレステロール値(TC)、HDLコレステロール値(HDL-C)、LDLコレステロール値(LDL-C)、中性脂肪値(TG))の測定を実施している方

2.研究目的・方法

研究目的

脂質異常症患者さんの治療内容と日本動脈硬化学会動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版リスク区分別脂質管理目標値の達成状況、及び心血管疾患イベントの発生状況との関連を評価することを目的とします。

研究方法

大阪大学医学部附属病院循環器・脂質外来に通院する脂質異常症患者を対象とします。外来採血の脂質プロファイル情報(TC, LDL-C, HDL-C, TGなど)、服薬内容、疾患名などをカルテより収集し、予後(頸動脈肥厚進展、不安定狭心症、非致死性心筋梗塞、不安定狭心症、血行再建など)との関連を評価します。

3.研究に用いる試料・情報の種類

病歴、治療歴、血清脂質値データ、使用薬剤などの臨床情報

.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。

ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。

また、情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

照会先および研究への利用を拒否する場合の代表連絡先:

大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学講座 小関正博(研究責任者・代表者)

大阪府吹田市山田丘2-2 TEL 06-6879-3633

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