重症心不全内科治療学研究グループ

重症心不全内科治療学研究グループ ポンチ絵2

グループ概要

重症心不全内科治療学研究グループは、2015年1月に循環器内科の研究グループとして新たに立ち上がりました。私たちは、多施設共同臨床情報解析、サンプルセンター(臨床情報・生体資料)から始まる方向性、最新の分子生物学的技術から始まる方向性の双方向性のベクトルで研究を進め、その融合から循環器疾患に対する新たな診断法・治療法の創出を目指します。

多施設共同臨床情報解析は、大阪循環器部会の力を結集して推進され、これまでに疾患関連SNPを含めた多くの疫学的知見が得られています。これらの知見を臨床のみに留めず、最新生命科学技術を用いた分子生物学的知見に発展させることを目指します。また、特発性心筋症を含めた重症心不全、循環器難治性疾患(ファブリー病、アミロイドーシス、サルコイドーシス)は循環器内科が克服すべき重要な課題であり、得られた生体資料から、次世代シーケンサーを用いたゲノム解析による病態関与遺伝子の同定、高感度LC-MSを用いた蛋白プロテオーム解析、そして疾患iPS作成・機能解析へつなげます。その際、試料とともに収集した、臨床経過や画像診断結果、予後情報などの診療情報を最大限に活用し、病態の層別化により試料の解析結果の解釈を効率的に行います。また、この方法論を用いて、虚血性心筋症やHFpEFなどのcommon diseaseも対象とすることを目指します。得られた知見は、最終的には日常臨床にフィードバックすることを目指します。

一方で、私たちは病態モデル動物や培養細胞を用いた、高速シークエンサーによる独自のオミクス解析系の構築、遺伝子改変動物を用いた病態モデルの解析、最新のゲノム編集技術の循環器疾患研究への導入を行っており、これら分子生物学的技術を、循環器難治性疾患の治療へ応用することを目指します。

これら双方向性のベクトルの融合から、循環器内科臨床が直面する難治性疾患のアンメットニーズを解決する診断・治療技術の開発へつなげることが私たちの目標です。

研究目的および内容

研究目的

多施設共同臨床情報解析、臨床情報・生体試料から始まる方向性、最新の分子生物学基盤技術から始まる方向性の双方向性のベクトルの融合から、循環器疾患に対する新たな診断法・治療法の創出を目指します。

研究内容

  • ゲノム編集技術の循環器疾患の病態解明、治療法開発への応用
  • 患者由来iPS細胞を用いた病態解明、新規治療法開発(治療抵抗性心不全、原因不明な拡張型心筋症、HFpEF、など)
  • 独自の高速シーケンサー解析技術、ゲノム改変技術を用いた様々な循環器疾患の疾患遺伝子同定とそれに対する治療介入

  

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メンバー紹介

彦惣俊吾(准教授)
肥後修一朗(助教)
肥後友彰(特任研究員)
増村雄喜(特任研究員)
中川彰人(医員)
柴本将人(大学院生)
石津宜丸(大学院生)
小濱康明(大学院生)
志波幹夫(大学院生)
近藤匠巳(大学院生)
國松鈴花(大学院生
修士 保健学科)
中村聡希(学部学生)
守安愛紗(技術補佐員)
光岡寿賀子(秘書)
【共同研究者】
内藤篤彦(東京大学)

主要論文

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