通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施をします。臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いた研究や、余った検体のみを用いるような研究については、国が定めた指針に基づき、対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はありませんが、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開することが必要とされております。

このような手法を「オプトアウト」と言い、当科での一部の臨床研究をオプトアウトの手法で行っています。

ご自分の記録について当該研究で使うことを望まれない方については、その方の記録や情報を用いずに研究を実施いたしますので、研究への協力を希望されない場合は、下記文書内に記載されている各研究の担当者までお知らせください。

18歳以下の症例に対するSubcutaneous implantable cardioverter-defibrillator(SICD)の有用性と安全性に関する中期成績

このたび、電子カルテ情報を用いた以下の研究を実施いたします。
本研究は、【埼玉医科大学国際医療センター臨床研究IRB】の承認を得て、病院長による許可のもと行うものです。
本研究では、患者さんに追加でご負担をお願いすることはありませんが、カルテ情報等を使用することに賛成でない場合、あるいはご質問がある場合は、患者さんご自身でもその代理人の方でも結構ですので、問い合わせ先までお申し出ください。お申し出いただいても不利益になることは一切ありません。

研究の概要について

1.研究の対象となる方

2016年2月1日~2024年9月30日の期間に、皮下植え込み型除細動器(S-ICD)の植え込みを施行した18歳以下の患者さんを対象としています。

2.研究の目的

S-ICD植え込み後の適切作動率・不適切作動率、合併症に関しての中期成績を検討することが研究の目的です。

3.研究期間

病院長の許可後~2026年12月31日

4.利用または提供の開始予定日

研究実施許可後から約1ヶ月程度
開始予定日以降も研究への利用停止などのお申し出に対応いたします。

研究に用いる試料・情報について

1.試料・情報の内容

電子カルテ上の情報を用いて臨床データと植え込みデバイスの情報を使用いたします。この研究で得られた患者さんの情報は、埼玉医大国際医療センターにおいて、研究責任者である森 仁が、個人が特定できないように加工した上で管理いたします。そのため、患者さんのプライバシーが侵害される心配はありません。

2.試料・情報の取得方法

S-ICD植え込みを施行した患者さんの診療記録等を用います。

3.試料・情報を利用する者(研究実施機関)

オプトアウト文書別紙にて確認ください。

4.試料・情報の管理責任者

<提供元機関>

オプトアウト文書別紙:【管理責任者:研究責任者には二重線】にて確認下さい。

<提供先機関>

埼玉医科大学国際医療センター 病院長 佐伯 俊昭

5.試料・情報の提供方法等について

得られた診療情報に関してパスワードをかけた電子ファイルを、メールで送信します。

お問い合わせについて

ご自身のカルテ情報等を利用されたくない場合、あるいはご質問がある場合には、以下の連絡先までご連絡ください。
利用されたくない旨のご連絡をいただいた場合は、研究に用いられることはありません。
ただし、ご連絡いただいた時点で、既に研究結果が論文などで公表されていた場合、結果などを廃棄することができないことがありますので、ご了承ください。

埼玉医科大学国際医療センター 心臓内科 (担当者氏名) 森仁
住所:〒350-1298 埼玉県日高市山根1397-1
電話:042-984-4111(土日祝日を除く8:30~17:30)

研究課題名

18歳以下の症例に対するSubcutaneous implantable cardioverter-defibrillator(S-ICD)の有用性と安全性に関する中期成績

研究責任者

埼玉医科大学国際医療センター 心臓内科 (担当者氏名) 森仁

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