通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施をします。臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いた研究や、余った検体のみを用いるような研究については、国が定めた指針に基づき、対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はありませんが、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開することが必要とされております。

このような手法を「オプトアウト」と言い、当科での一部の臨床研究をオプトアウトの手法で行っています。

ご自分の記録について当該研究で使うことを望まれない方については、その方の記録や情報を用いずに研究を実施いたしますので、研究への協力を希望されない場合は、下記文書内に記載されている各研究の担当者までお知らせください。

TAVI患者の予後に関する単施設後ろ向き観察研究

1.研究の対象

大阪大学医学部附属病院で大動脈弁狭窄症との診断にて経カテーテル的大動脈弁留置術(Transcatheter aortic valve implantation: TAVI)を施行された患者様

2.研究目的・方法

本研究では、大阪大学医学部附属病院にて大動脈弁狭窄症との診断にて2009年10月より2023年8月までにTAVIを施行された患者様を対象として、背景の因子、検査評価の項目やTAVI後の予後の情報などを電子カルテから収集し、集約的に解析することでTAVI後の予後に関わる因子の同定を目指すとともに、新規診断・治療法の開発につながる知見を見出すことを目的とします。
本研究は研究機関の長の許可日~2028年11月30日まで行います。
利用を開始する予定日は2023年11月です。

3.研究に用いる試料・情報の種類

病歴、血液検査、CT、心臓超音波等の検査項目、TAVIの手術情報、TAVI後の予後の情報等

4.研究組織(利用する者の範囲)

研究責任者

大阪大学大学院医学系研究科 循環器内科学 溝手 勇

解析責任者

大阪大学大学院医学系研究科 循環器内科学 中村 大輔

5.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。また、情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

大阪大学大学院医学系研究科 循環器内科学
研究責任者:溝手 勇
相談窓口担当者:中村 大輔
連絡先:06-6877-3640

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