OPTIMA-AF研究の成果が、AHA 2025で発表されました!

大阪循環器カンファレンス(OCVC)と全国75施設の先生方とともに取り組んできたOPTIMA-AF研究が、米国ニューオーリンズで開催されたAHA 2025のLate breaking scienceセッションで発表されました。

心房細動と冠動脈疾患は、いずれも頻度の高い心疾患であり、両者が合併する場合も少なくありません。OPTIMA-AF研究では、冠動脈のカテーテル治療を受けた心房細動患者さんに対して、2剤併用の抗血栓療法をどのくらいの期間続けるべきか?という重要な臨床課題に取り組みました。

通常治療の12ヶ月に比較し、1ヶ月という短期間治療の有効性と安全性を1101名の患者さんを含む多施設無作為化比較試験で検証しましたが、死亡及び血栓塞栓性イベントについては非劣性を、出血イベントについては優越性を示しました。この結果により、”適切な強度のお薬を、適切な期間だけ使用する”新たな治療法により、患者さんにより安全かつ有効な治療を届けることができます。

ご協力いただいた先生方、そして参加いただいた患者さんに心より感謝申し上げます。今後も、患者さんに安全で合理的な治療を提供できるように研究を続けてまいります。

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