通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施をします。臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いた研究や、余った検体のみを用いるような研究については、国が定めた指針に基づき、対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はありませんが、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開することが必要とされております。

このような手法を「オプトアウト」と言い、当科での一部の臨床研究をオプトアウトの手法で行っています。

ご自分の記録について当該研究で使うことを望まれない方については、その方の記録や情報を用いずに研究を実施いたしますので、研究への協力を希望されない場合は、下記文書内に記載されている各研究の担当者までお知らせください。

劇症型心筋炎に関連した不整脈に関する研究

更新日:2022.05.12

1. 研究の対象

2010年1月 〜 2018年12月に、当院で劇症型心筋炎のために入院治療を受けられた方

2. 研究目的・方法

 劇症型心筋炎は重篤な病気であり、心臓の筋肉のほか、脈拍を作る機能に重大な影響を及ぼします。治療経過中に重症の不整脈が出現することがありますが、その詳しい原因は未だ解明されていません。また、脈の不調が一時的なものか、永続するのかも未だ解明されていません。
 この研究では、劇症型心筋炎で入院治療を受けられた患者さんのカルテを見直し、患者さんどうしの経過の類似点や相違点を詳しくみることで、この病気や不整脈の成り立ちを解明することが目的です。

3. 研究期間

研究機関の長の許可日 〜 西暦2023年10月25日

4. 研究に用いる試料・情報の種類

病歴、治療歴、検査結果、カルテ番号 等

5. 外部への試料・情報の提供

6. 研究組織

大阪大学医学部附属病院 循環器内科 責任者:坂田 泰史 (科長)
関西労災病院 循環器内科 責任者:真野 敏昭 (部長)
大阪労災病院 循環器内科 責任者:西野 雅巳 (部長)
大阪警察病院 循環器内科 責任者:樋口 義治 (部長)
桜橋渡辺病院 不整脈科 責任者:井上 耕一 (科長)
大阪急性期・総合医療センター 循環器内科 責任者:山田 貴久 (部長)
八尾市立病院 循環器内科 責任者:渡部 徹也 (部長)

7. お問い合わせ先

 本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
 また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:
吹田市山田丘 2-15
大阪大学医学部附属病院 循環器内科・医療情報学 小西 正三

研究責任者:
大阪大学大学院医学系研究科 循環器内科学 坂田泰史

研究代表者:
大阪大学大学院医学系研究科 循環器内科学 坂田泰史

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