通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施をします。臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いた研究や、余った検体のみを用いるような研究については、国が定めた指針に基づき、対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はありませんが、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開することが必要とされております。

このような手法を「オプトアウト」と言い、当科での一部の臨床研究をオプトアウトの手法で行っています。

ご自分の記録について当該研究で使うことを望まれない方については、その方の記録や情報を用いずに研究を実施いたしますので、研究への協力を希望されない場合は、下記文書内に記載されている各研究の担当者までお知らせください。

不整脈疾患(心臓伝導障害、心房細動)に関する有病率、規定因子、治療内容、および予後に関する包括的後ろ向き観察研究

研究概要

 若年発症の徐脈性不整脈は、遺伝的要因により発症することが多いと考えられており、日常臨床において、しばしばみられる環境要因や外的要因に起因する二次性不整脈とは病理学的に異なると考えられています。したがって、原因分子標的を探索することで、新たな治療法の開発に役立つ場合があり、詳細な臨床背景を明らかにすることが求められています。しかし二次性不整脈によらない若年発症の徐脈性不整脈については、未だ不明な点が多いのが現状です。

対象症例

 2010年1月10日から2017年2月20日までに、大阪大学医学部付属病院循環器内科において、不整脈疾患(心房細動、Ⅱ度以上の房室ブロック、洞不全症候群、洞停止、洞房ブロック、洞性徐脈、ペースメーカー植え込み後)と診断された患者さん。

研究機関名

 大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学講座

研究目的

 二次性不整脈(環境要因、外的要因を含む)によらない心房細動、徐脈性疾患の成因を明らかにするために、臨床情報を後ろ向きに調査する。

研究方法

 『対象症例』で記載した患者さんの診療情報を電子カルテから抽出し、臨床情報(投薬治療内容、臨床経過、予後)を調査します。

研究の意義

 若年発症の不整脈の臨床経過を詳細に調査することができます。不整脈疾患に特徴的な指標を知ることができれば、あらたな治療標的の探索に役立ちます。

個人情報の扱い

 患者さんの診療情報のなかに含まれる、お名前、生年月日、カルテ番号、等、ご本人を特定しうる個人情報については、匿名化を行い、情報が外部に漏れないように厳重に管理、保管します。また、研究成果が公表される場合にも、患者さんが特定されないように取り扱います。

本研究に関する代表連絡先

 大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学講座
 朝野仁裕
 TEL 06-6879-3472

研究対象者に研究への参加を拒否する権利を与える方法

 本研究の対象患者さんは、上記問い合わせ先に連絡することによっていつでも本研究への参加を拒否することが可能です。

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