通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施をします。臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いた研究や、余った検体のみを用いるような研究については、国が定めた指針に基づき、対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はありませんが、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開することが必要とされております。

このような手法を「オプトアウト」と言い、当科での一部の臨床研究をオプトアウトの手法で行っています。

ご自分の記録について当該研究で使うことを望まれない方については、その方の記録や情報を用いずに研究を実施いたしますので、研究への協力を希望されない場合は、下記文書内に記載されている各研究の担当者までお知らせください。

血管内皮リパーゼ測定系の確立と様々な脂質プロファイルにおける検討

更新日:2020.04.24

研究概要

動脈硬化抑制的に機能する高比重リポ蛋白(HDL)の代謝には様々な要因が関わっています。血管内皮リパーゼ(EL)はHDLを分解する酵素であり、これまでエライザ法により血中濃度が測定されてきましたが、検体の保存方法や食事の有無に大きな影響を受けることが判明し、そのような影響を受けにくい、新しいエライザ法が開発されました。動脈硬化のリスクを評価する上で、ELの正確な血中濃度、並びに他の脂質マーカー(HDLコレステロール、LDLコレステロールなど)との関係を明らかにすることが求められています。

研究目的

正確なELの測定系を用いて、ELと脂質関連項目との相関を検討することにより、早期診断や治療効果判定のマーカーとしての有用性を確立することを目的とします。

対象症例

大阪大学医学部附属病院に外来通院もしくは入院中の患者で本研究に対する不承諾書の提出をしていない患者さん。

研究方法

『対象症例』で記載した方のうち、臨床検査部でHDL-C値を測定した患者さんの中で、HDL-C高値群(90mg/dL以上)、正常群(40~90mg/dL)、低値群(40mg/dL以下)に該当する症例の残余検体を回収し、凍結保存します。後日ELと脂質関連項目を測定します。検体の各種測定、データ解析は、大阪大谷大学薬学部、りんくう総合医療センターとの共同研究にて実施します。また脂質関連項目の一部は免疫生物研究所にて測定します。

個人情報の扱い

患者さんの診療情報のなかに含まれる、お名前、生年月日、カルテ番号、等のご本人を特定しうる個人情報は削り、ELならびに脂質関連項目のデータのみ採取します。研究成果が公表される場合にも、患者さんが特定されないように取り扱います。

本研究に関する代表連絡先

大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学講座
小関正博
TEL 06-6879-3633

研究対象者に研究への参加を拒否する権利を与える方法

本研究の対象患者さんは、上記問い合わせ先に連絡することによっていつでも本研究への参加を拒否することが可能です。

月間アーカイブ
PageTop