通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施をします。臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いた研究や、余った検体のみを用いるような研究については、国が定めた指針に基づき、対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はありませんが、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開することが必要とされております。

このような手法を「オプトアウト」と言い、当科での一部の臨床研究をオプトアウトの手法で行っています。

ご自分の記録について当該研究で使うことを望まれない方については、その方の記録や情報を用いずに研究を実施いたしますので、研究への協力を希望されない場合は、下記文書内に記載されている各研究の担当者までお知らせください。

非虚血性低心機能症例におけるLongitudinal strain Bull’s eye color mapping patternを使用した心筋可塑性評価(後ろ向き研究)

更新日:2020.04.24

研究概要・目的

 非虚血性の低心機能症例の心不全治療は、薬物治療や心臓再同期療法などのデバイスによる治療に加え、機能性僧帽弁逆流に対する手術、さらには心臓移植および心臓移植を目指した補助人工心臓の植え込みなど、様々な選択肢が存在します。

 しかし、未だに難治性疾患であることに変わりはなく、本邦でも心臓移植待機患者および待機時間は増加の一途を辿っています。心不全診療では、治療によって、拡大した左室の縮小、左室収縮能の改善というリバースリモデンリングを認めるかどうかは重要であり、もしリバースリモデリングが見込めないのであれば、手術や心臓移植を視野も入れた治療も早期に考慮されます。しかし、リバースリモデリングを予測する方法はまだ十分には確立されていません。

 そこで、本研究は、心臓超音波検査によるLongitudinal strain Bull’s eye color mapping patternという指標を中心に、心臓超音波検査指標とリバースリモデリングとの関係を検討することを目的とします。

対象症例

 2010年1月1日から2018年12月31日の期間に、心不全に対して入院診療を受けた患者さんのうち、心臓超音波検査において、収縮力の指標が低下(左室駆出率が35%以下)していた方。

 ただし、虚血性心疾患、1次性弁膜症、明らかな2次性心筋症の方は対象外となります。

研究参加施設

 大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学

 大阪大学医学部附属病院

 筑波大学循環器内科学

研究方法

 対象患者さんの診療情報、検査所見を電子カルテから抽出し、そのデータをもとにリバースリモデリングとの関連性を解析します。したがって本研究のために新たな検査、治療法が追加されることはありません。また、データは匿名化することで個人情報は消去いたします。また、情報が外部に漏れないように厳重に管理、保管し、研究成果が公表される場合にも個人が特定されないように取り扱います。

 通常の診療で得られた過去の内容のみを使用する研究ですので、患者さま一人ずつの直接の同意はいただかずに、この掲示になどによる患者さまへのお知らせをもって実施されます。患者さまにおかれましては研究の主旨をご理解頂き、本研究へのご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 万一、この研究への参加を希望されない場合、途中から参加取りやめを希望される場合には主治医に直接お申し出いただくか、下記の大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学の下記の連絡先にご連絡下さい。

 また、研究に対しての質問・苦情等がございましたら、下記の大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学の下記の連絡先にご連絡下さい。

研究機関名/研究責任者

 大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学講座
 (研究責任者:坂田泰史 大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学講座教授)

本研究に関する代表連絡先

 大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学講座

 大谷 朋仁

 TEL 06-6879-3640

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