通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施をします。臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いた研究や、余った検体のみを用いるような研究については、国が定めた指針に基づき、対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はありませんが、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開することが必要とされております。

このような手法を「オプトアウト」と言い、当科での一部の臨床研究をオプトアウトの手法で行っています。

ご自分の記録について当該研究で使うことを望まれない方については、その方の記録や情報を用いずに研究を実施いたしますので、研究への協力を希望されない場合は、下記文書内に記載されている各研究の担当者までお知らせください。

TAVI患者の予後に関する多施設共同前向き観察研究

1.研究の対象

本研究に参加する研究機関で大動脈弁狭窄症との診断にて経カテーテル的大動脈弁留置術( Transcatheter aortic valve implantation:TAVI)を施行された患者様

2.研究目的・方法

本研究では、本研究参加施設にて診療した経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)を施行された患者様を対象として、背景の因子、検査評価の項目やTAVI後の予後の情報などを電子カルテから収集し、集約的に解析することでTAVI後の予後に関わる因子の同定を目指すとともに、新規診断・治療法の開発につながる知見を見出すことを目的とします。

本研究は当研究機関の長の許可日~2038年7月31日まで行います。

利用または提供を開始する予定日は2023年8月です。

3.研究に用いる試料・情報の種類

病歴、血液検査、CT、心臓超音波等の検査項目、TAVIの手術情報、TAVI後の予後の情報等

4.外部への試料・情報の管理・提供

外部へのデータの提供は、特定の関係者以外がアクセスできない状態で行います。対応表は、当機関研究責任者が保管・管理します。

5.研究組織(利用する者の範囲)

研究代表者

大阪大学大学院医学系研究科 循環器内科学 溝手 勇

解析責任者

大阪大学大学院医学系研究科 循環器内科学 中村 大輔

本研究に参加する研究機関と研究責任者

大阪大学大学院医学系研究科 循環器内科学 溝手 勇
大阪急性期・総合医療センター 心臓内科 菊池 篤志
大阪労災病院 循環器内科 津田 真樹
大阪警察病院 循環器内科 市堀 泰裕
関西労災病院 循環器内科 循環器内科 南都 清範
JCHO大阪病院 循環器内科 小笠原 延行

研究事務局

大阪大学大学院医学系研究科 循環器内科学

責任者

大阪大学大学院医学系研究科 循環器内科学 中村 大輔

6.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

大阪大学大学院医学系研究科 循環器内科学
研究責任者:溝手 勇
相談窓口担当者:中村 大輔
連絡先:06-6877-3640

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