平成29年度 大阪循環器部会 冬のミーティングが開催されました。

2017.11.27イベント
平成29年度 大阪循環器部会 冬のミーティングが11月25日(土)に開催されました。
開会の挨拶に続いて、一般講演として、本学 水野裕八先生より『心房細動とアブレーションと消化性潰瘍』をテーマに、心房細動のアブレーション治療の現状と、アブレーションと抗凝固療法だけでは解決されない問題の一つであり、心房細動患者さんの予後に大きく関わる消化性潰瘍についてご講演頂きました。特別講演では、大阪大学大学院医学系研究科免疫制御学 教授 竹田潔先生をお招きし、『腸内細菌と疾患の関わりについて』のタイトルでご講演頂きました。前半では、様々な疾患と腸内細菌、腸管免疫についての最新の知見を非常に分かりやすく網羅的に解説頂き、更に後半では、昨年ご自身がNature誌に報告された、腸管上皮細胞に特異的に発現する蛋白質Lypd8が鞭毛を持つ腸内細菌の侵入を抑制し、腸管炎症を抑えるメカニズムについて詳細に説明頂きました。本研究の知見から潰瘍性大腸炎の新規治療法の開発が期待されており、竹田先生の基礎と臨床のフィールドを自在に行き来しながら研究を進める姿勢に、医局員一同、大変多くのことを学ばせて頂きました。
その後の懇親会では、参加者は互いの近況を語り合い和やかな交流のひとときを過ごしました。
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