岡山慶太先生、坂田泰史先生が、令和６年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞を受賞しました！
岡山先生が中心となり10年以上前から取り組み続けてきた「Ｘ線透視下血管造影対応心臓カテーテルシミュレーターの開発」が受賞につながりました。心臓CTデータを元に3Dプリンターで形成された心臓モデルと、生理的な循環を再現した拍動型ポンプを組み合わせることで、X線透視下で血管造影を行う心臓カテーテルシミュレーションを可能とする技術です。この技術により、若手からベテランまで、実際の手術に近い形で、心臓カテーテル手術手技のトレーニングが行えるようになりました。心臓カテーテルシミュレーター【HEARTROID】として製品化され、現在まで国内だけでなく世界30以上の国と地域で導入されており、新しい医療機器の開発にも役立っています。
開発プロジェクトの早期に関わって下さった方々を含め、今まで支援し、応援して下さったすべての方々に感謝します。HEARTROID PROJECTでは、今後も心臓カテーテルシミュレーターの開発を通じて、世界の患者さんが安全に治療を受けられるよう目指して参ります。
https://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/topics/2024/04/10001
