通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施をします。臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いた研究や、余った検体のみを用いるような研究については、国が定めた指針に基づき、対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はありませんが、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開することが必要とされております。

このような手法を「オプトアウト」と言い、当科での一部の臨床研究をオプトアウトの手法で行っています。

ご自分の記録について当該研究で使うことを望まれない方については、その方の記録や情報を用いずに研究を実施いたしますので、研究への協力を希望されない場合は、下記文書内に記載されている各研究の担当者までお知らせください。

心臓移植後の慢性期左室拡張障害形成と分子病態の関連性に関する後ろ向き観察研究

1.研究の対象

2011年1月から2017年8月までに大阪大学医学部附属病院で心臓移植を受けられ、移植後1年時点で左室充満パターンが正常であった患者さん

2.研究目的・方法

本研究では、大阪大学医学部附属病院にて心臓移植を受けられた患者さんを対象として、移植後1年および5年時点の心臓超音波検査、右心カテーテル検査、心筋生検検体(余剰検体がある場合)の解析結果などを用いて、拘束性左室充満パターンの発症に関連する因子の同定を目指します。

心臓移植後の拡張機能障害は予後に重大な影響を及ぼす合併症ですが、その発症メカニズムは十分に解明されていません。本研究では、経時的な血液検査結果、心臓超音波検査や右心カテーテル検査指標、心筋生検検体のRNA解析(トランスクリプトーム解析)を通じて、拘束性左室充満パターン発症に関連する因子を明らかにし、新たな診断・治療法の開発につながる知見を見出すことを目的とします。

本研究は研究機関の長の許可日~2027年12月31日まで行います。

3.研究に用いる試料・情報の種類

病歴、血液検査、心臓超音波検査、右心カテーテル検査、冠動脈造影検査、心筋生検検体(病理解析、RNA-seq解析用)等

4.研究組織

研究責任者

大阪大学大学院医学系研究科 循環器内科学 木岡 秀隆

研究分担者

大阪大学大学院医学系研究科 循環器内科学、中村大輔、赤澤康裕、美馬響、世良英子、竹田泰治、溝手勇、大谷朋仁、坂田泰史

大阪大学大学院医学系研究科 心臓血管外科学 宮川繁

5. データの解析と二次利用の可能性について

本研究では、診療の過程で得られた情報(診療記録、検査データ、画像情報など)を用いて解析を行います。これらの情報は匿名化したうえで、将来的に関連する研究へ二次利用される可能性があります。その場合は改めて倫理審査委員会で承認を受けた上で使用します。

6.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。

ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。また、情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

大阪大学大学院医学系研究科 循環器内科学
研究責任者:木岡 秀隆
連絡先:06-6879-3640

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