Estimation研究
The Evaluation of the ST segment usIng the autoMATIc monitoring functiON
研究概要
ICD(植込み型除細動器)の診断機能である“STモニタリング機能”を使用した医師主導型の前向き多施設共同臨床研究である。ICD植込み適応となる患者の原疾患には虚血性心疾患が多く見られることが明らかで、近年の研究ではショック治療そのものが予後を悪化させるという結果も発表されている。一方で、心筋梗塞(MI)既往患者はMI既往歴のない患者に比べ心血管死亡リスクが高いためMI発症後にICD植込み手術をした患者については可能な限り早期に虚血を検知することが重要である。心内心電図は対表面心電図と比較しST変化を迅速かつ高感度で検出することができ、この機能を搭載したICDデバイスを用いることで長期間に渡り持続的にST変化をモニタリングすることが可能である。本研究の目的は、虚血性心疾患の既往を有するICD植込み患者に対し、1) 心内心電図による持続的ST変化の観察及ぶ推奨値設定の有効性、2) VT/VFエピソードにおける心筋虚血の関与の有無を検討、3) ショック治療が心筋虚血の増悪または心筋障害を引き起こしているか否かをそれぞれ検討することで従来の診断法と比較し持続的STモニタリングの有効性を検証することである。
当科での研究代表者
奥山裕司
研究デザイン
前向き多施設観察研究
公開試験ID
UMIN000011824
登録症例規模および研究期間
51施設目標症例数:175例(当院では5例が登録)
登録期間:終了
フォローアップ期間:2014年12月31日まで
本研究に関する代表連絡先
〒105-0013
東京都港区浜松町2-5-3ニュー浜松町ビル6階
特定非営利活動法人 インターベンションのエビデンスを創る会
TEL:03-5408-6430 FAX:03-5408-6431