通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施をします。臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いた研究や、余った検体のみを用いるような研究については、国が定めた指針に基づき、対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はありませんが、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開することが必要とされております。

このような手法を「オプトアウト」と言い、当科での一部の臨床研究をオプトアウトの手法で行っています。

ご自分の記録について当該研究で使うことを望まれない方については、その方の記録や情報を用いずに研究を実施いたしますので、研究への協力を希望されない場合は、下記文書内に記載されている各研究の担当者までお知らせください。

心臓移植後患者の移植心冠動脈病変に関する観察研究

研究概要

 心臓移植は、従来の治療法では救命できないような心不全患者に対する治療法として、世界中で広く行われています。新規の免疫抑制療法により急性期の予後は改善し、近年では慢性期の予後をいかによくするかに注目が集まっています。その一つに移植心冠動脈病変(cardiac allograft vasculopathy:CAV)の管理があり、CAVは移植後の慢性期予後に大きな影響を与えるとされています。CAVは瀰慢性に冠動脈の内膜が肥厚し内腔が狭小化する疾患であり、免疫学的な機序が関与しているとされていますが、詳細は不明とされています。当院では、移植後8~12週目と1年毎に、血管内超音波(intravascular ultrasound:IVUS)、光干渉断層法(optical coherence tomography:OCT)によるかなり綿密なCAVの精査および治療方針の決定を行っています。これらの結果をもとに検討することで、CAV進展メカニズムの発見や、新たな治療法の開発に貢献することが期待されています。また、本研究開始以前に行ったIVUSやOCTの結果も用いて、より長期的な検討を行う研究であります

研究代表者

 循環器内科学教授:坂田泰史

研究デザイン

 前向き単施設観察研究

登録症例規模および研究期間

 目標症例数:150例
 試験予定期間:2017年12月31日まで

本研究に関する代表連絡先

 〒565-0871
 大阪府吹田市山田丘2-2
 大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学:大谷朋仁
 TEL:06-6879-3640

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