通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施をします。臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いた研究や、余った検体のみを用いるような研究については、国が定めた指針に基づき、対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はありませんが、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開することが必要とされております。

このような手法を「オプトアウト」と言い、当科での一部の臨床研究をオプトアウトの手法で行っています。

ご自分の記録について当該研究で使うことを望まれない方については、その方の記録や情報を用いずに研究を実施いたしますので、研究への協力を希望されない場合は、下記文書内に記載されている各研究の担当者までお知らせください。

冠動脈病変における石灰化プラークのCT値を設定する事を目的とした心臓CTと光干渉断層計との画像比較研究

更新日:2024.03.21

1.研究の対象

2014年1月1日から2022年3月31日までの期間に、心臓カテーテル検査を受けた患者のうち、カテーテル検査前1年以内に心臓CTを撮像している方

2.研究目的・方法

本研究の目的は、2014年1月1日から2022年3月31日までの期間に、心臓カテーテル検査時に光干渉断層計(OCT)検査を受けた方のうち、カテーテル検査前1年以内に心臓CT検査を受けられている方のデータを比較することで、日常臨床で問題となる心臓CT上の石灰化病変のCT値を調査し、画質に与える影響について検討することです。
研究期間は承認日(2022年)から2027年 3 月 31 日です。
本研究は当院でのみ行う単施設後ろ向き観察研究です。OCTデータ、心臓CTデータを含めた観察評価項目を診療録から抽出・検討し、虚血性心疾患における動脈硬化性プラークの病態解明を目指します

3.研究に用いる試料・情報の種類

  1. 基本情報:診断名、年齢、性別、身長、体重、心拍数、血圧、自覚症状、既往疾患/罹患疾患、冠危険因子、内服薬/注射薬、喫煙歴、飲酒歴、検査・治療計画/実施内容等
  2. 画像検査所見・解析結果: CT/OCT/エコー/シンチグラフィー等
  3. カテーテル検査所見
  4. 心電図検査・運動耐容能検査所見
  5. 血液・尿検査データ:腎機能、肝機能、心筋逸脱酵素、BNP、CRP、血算、血糖、アルブミン、総蛋白、脂質検査、HbA1c、グリコアルブミン、尿中微量アルブミン等

4.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先

住所 565-8565 大阪府吹田市山田丘2-2
電話番号 06-6879-3640

研究責任者

大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学
助教 溝手 勇

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