通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施をします。臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いた研究や、余った検体のみを用いるような研究については、国が定めた指針に基づき、対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はありませんが、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開することが必要とされております。

このような手法を「オプトアウト」と言い、当科での一部の臨床研究をオプトアウトの手法で行っています。

ご自分の記録について当該研究で使うことを望まれない方については、その方の記録や情報を用いずに研究を実施いたしますので、研究への協力を希望されない場合は、下記文書内に記載されている各研究の担当者までお知らせください。

カテーテルアブレーション・心臓電気生理検査のデータを用いた探索的研究

1.研究の対象

2007年1月から2025年3月までの間に、当院にて頻脈性不整脈に対してカテーテルアブレーションを受けられた方

2.研究目的・方法

アブレーション中の術前検査・術後検査所見、また、患者様の体格、関連する検査結果、心疾患等に関する情報等をカルテから抽出し、あわせて多方面から解析を行います。研究実施期間は2007年1月から2025年3月31日までです。

3.研究に用いる試料・情報の種類

アブレーション術中所見、血液検査所見、心電図所見、心臓超音波法所見、心臓CT所見、身体所見等

4.利益相反について

我々は、本研究の対象者が使用しているカテーテル、デバイス、薬剤の製造販売会社であるボストン・サイエンティフィックジャパン株式会社およびアボットメディカルジャパン合同会社、日本ライフライン株式会社、バイオトロニックジャパン株式会社、日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社、第一三共株式会社等から、奨学寄附金等を受入れています。
研究を行うときにその研究を行う組織あるいは個人(以下「研究者」という。)が特定の企業から研究費・資金などの提供を受けていると、その企業に有利となるように研究者が研究結果を改ざんあるいは解釈したり、また都合の悪い研究結果を無視するのではないかという疑いが生じます。(こうした状態を「利益相反」といいます。)
この研究における利益相反は、大阪大学大学院医学系研究科・医学部臨床研究利益相反審査委員会による審査を受け、承認を得ています。我々はその審査結果に基づき、利益相反を適正に管理して研究を行います。

5.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先

565-0871 吹田市山田丘2-2 大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学
助教 岡 崇史(研究責任者)

研究責任者

大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学 助教 岡 崇史

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