難治性大動脈炎症候群に対するトシリズマブの有効性を検討する 多施設臨床試験
略称:難治性大動脈炎症候群に対するトシリズマブの多施設臨床試験
研究概要
ステロイド治療に抵抗性を示す難治性大動脈炎症候群に対する治療法は未確立であり、効果的な治療法確立が必要と考えられる。2008年から2012年までに難治性大動脈炎症候群4症例に対して、ヒト型化抗IL-6受容体抗体トシリズマブ(商品名アクテムラ:8mg/kg/月)の適応外使用で治療するパイロットスタディとなる臨床試験を進めてきて、その有効性を示唆する治療結果を得ている。本臨床試験では、より多くのステロイド治療抵抗性を示す難治性大動脈炎症候群症例に対してトシリズマブによる治療(8mg/kg/月)を多施設で施行してその有効性と安全性を明らかにする。
当科での研究代表者
循環器内科学教授:坂田泰史
統括研究代表者
循環器内科学教授:坂田泰史
研究デザイン
前向き多施設介入研究
公開試験ID
UMIN000007845
登録症例規模および研究期間
目標症例数:15症例 (2014年4月現在までに登録10例)
試験期間:2012年4月16日~2016年 6月30日
登録期間:2012年4月16日~2014年 6月30日
本研究に関する代表連絡先
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2-2
大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学:中岡良和
TEL:06-6879-3636
E-mail:ynakaoak@cardiology.med.osaka-u.ac.jp