3次元収集型ポジトロン断層撮影装置による13NH3を用いた 心筋血流定量測定
研究概要
PETと13NH3を用いた心筋血流の定量的測定は、国内外の大学附属病院、研究機関附属病院において、臨床検査として行われ、心筋血流測定のゴールドスタンダードとされています。本研究は大阪大学医学部附属病院において3D-PET/CTを用い、心筋血流量と血管反応性を測定することで、心筋症患者の病状把握、新しい治療や既存の治療の効果判定を行うことを目的としています。その場合心筋血流量の正常値が必要であり、今回の研究において、健康人における心筋血流量と血管反応性を測定し、健康人データベースを作製することも予定しています。安静時とATP負荷による冠血管拡張状態での心筋血流量測定を行い、血管反応性の指標である冠血流予備能を算出し、放射性トレーサ13NH3(アンモニア)を静脈投与し、連続的に胸部の撮像を行います。
研究代表者
循環器内科学教授:坂田泰史
研究デザイン
前向き単施設観察研究
登録症例規模および研究期間
目標症例数:40例(内 健康人10人)
試験予定期間:2015年3月31日まで
本研究に関する代表連絡先
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2-2
大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学:大谷朋仁
TEL:06-6879-3640